毎日新聞(夕刊) 1997年2月3日(月曜日)
「ソーラー車いす考案中」
見出しは「ソーラー車いす考案中」ですが、ソーラー電気自動車S2の記事

職員作品展の常連出品者で「とにかく物をつくるのが好き」という福岡市市民局主査(劇場計画担当)の薄俊也さん(42)が7年前から取り組んでいるのが電気自動車づくり。 住宅の屋根に使う太陽電池パネル(12ボルト)と電気モーターを組み合わせたもので、二台目の改良型「S−2」(長さ3メートル)は「試作テストで時速30キロは出た」という自信作。白色のマイカーに降った“黒い雨”から空気の汚れを知り、「クリーンなエネルギーが必要」と思い立った。車輪や歯車は捨てられた自転車からの再利用。高齢化社会を踏まえて「パネルを日よけにしたソーラー車いすを考案中です」