eラーニング「英語リスニングの基礎トレ」
by 
薄 俊也 (Shunya Susuki)
第11回 2009.03.19 声を出してトレーニング(その5)

 第10回の声を出してトレーニング(その4)の専門家が提唱する脳トレは、いかがでしたか。

今回は、英語の文章を見ることなく影のように音声データのすぐ後から声を出していくシャドーイングという
上級者用のトレーニングをご紹介します。

まず、次の音声データをクリックして、英語の長文(26秒)を聴いてください。

音声データ

いかがでしたか。聴き終えた後の感触を覚えておいてください。

上の音声データは、DVD「DISCOVER Fukuoka City」の英語リスニング教材
音声データ171819から成る英語の文章です。

今回のトレーニングは、上級者用ですので、2つの準備運動を用意しています。
前回の脳トレ(第4段階まで)方式をステップ1
第8回 の声を出してトレーニング(その2)方式をステップ2
そして、
シャドーイングに特化したトレーニングをステップ3とする3段階になっています。


それでは、トレーニングに入りますので、以下をクリックしてください。

トレーニング道場へ



ステップ3のトレーニングが終わったら、もう一度、以下の同じ音声データを聴いてください。

音声データ

いかがでしたか。最初に聴いたときと比べかなり聴き取れたのではないでしょうか。


 次回は最終回で、タイピングによるトレーニングについてご紹介します。

最初に戻る 第10回へ戻る 最終回へ進む




























































































eラーニング「英語リスニングの基礎トレ」のトレーニング道場(ステップ1)-声を出してトレーニング(その5)

「川島隆太教授のいちばん脳を鍛える「英語速音読」ドリル」(著者 川島隆太、鹿野晴夫)より

第1段階
以下の英語の文章(53語)を、時間をはかりながら、
発音のわからない単語は気にせず飛ばして、なるべく速く声を出して読んでください。
そして、読み終えた時間を記録してください。

 Island City, facing Hakata Bay, is an advanced showcase city where the latest port installations are being built. There are many projects in progress at this center of new industries, including those in the fields of Asian business, health, medicine and welfare. The area also provides a safe living environment for 18,000 residents.

第2段階
次に、下記の日本語の文章を、内容を理解しながら音読してください。

 博多湾に誕生した「アイランドシティ」は、最新港湾施設の整備が進む先進的なモデル都市です。 「アジアビジネス」「健康・医療・福祉」などの新しい産業の拠点として、数多くのプロジェクトが始動しています。 また、1万8千人が安心して暮らせる新しい生活空間も提供します。

第3段階

次の音声データをクリックして、英語の文章を目で追いながら聴いてください。
第1段階でわからなかった単語の発音をここで確認してください。

音声データ(26秒)

聴き終わったら、音声データのスピードと同じ位の速さを意識して音読してください。

この作業(聴いて音読する)を3回繰り返してください。


第4段階

時間をはかりながら、上の英語の文章を速く音読し、読み終えた時間を記録してください。

回数を増すごとに速くなるよう、音読を3回繰り返してください。

その際、最終目標はネイティブ・スピーカーの最速(200語/分:0.3秒/語)です。
今回の英語の文章は53語ですから、53語×0.3秒/語=約16秒以内を目標に頑張ってください。

私の経験では、第2段階で描いたイメージを思い浮かべながら読むと速度が上がります。


参考

ネイティブ・スピーカーの最速(200語/分:0.3秒/語)とは?

TextAloud
のコンピュータ合成音で再現してみました。
音声データ(+3)をクリックしてみてください。
音声データ 時間(秒) 時間(秒)/単語
+3 15.9 0.30


最初の準備運動が終了です。ステップ2へ進んでください。
元の画面へ戻る ステップ2のトレーニングへ進む




























































































eラーニング「英語リスニングの基礎トレ」のトレーニング道場(ステップ2)-声を出してトレーニング(その5)


先ほどの脳トレの第1段階で英文を読み終えた時間に基づいて下表から音声データを選択し、
その速度に合わせて、下記例の男性のように少し遅れて音読してください。

音声データ(-1)による音読例

若干遅れ気味に音声データを英文で確認しながら、声に出してみてください。

例えば、37秒の場合、音声データの(-4)をクリックしてください。

読み終えた時間(秒) 音声データ 時間(秒) 時間(秒)/単語
44以上 -6 44.1 0.83
39〜43 -5 39.2 0.74
35〜38 -4 35.1 0.66
31〜34 -3 31.3 0.59
28〜30 -2 28.0 0.53
25〜27 -1 25.0 0.47
22〜24 0 22.1 0.42
20〜21 +1 20.0 0.38
18〜19 +2 17.9 0.34
18以下 +3 15.9 0.30
注:音読例及び上表の音声データはTextAloudによるコンピュータ合成音です。

選択した音声データに合わせられたら、一段ずつ下の音声データに挑戦してください。
なお、 私の経験では、イメージを思い浮かべながら読むと速度が上がります。

最下段の音声データ(+3)まで進んだ場合は、ステップ3へ進んでください。
何度試みても音声データの速度に追いつけない場合は、
その音声データを記録してステップ3へ進んでください。


ステップ1の脳トレ後なので
第8回の「声に出してトレーニング(その2)」のときよりも、スムーズに音読できたのではないでしょうか。

ステップ1へ戻る ステップ3のトレーニングへ進む







































































eラーニング「英語リスニングの基礎トレ」のトレーニング道場(ステップ3)-声を出してトレーニング(その5)


先ほどと同様に、脳トレの第1段階で英文を読み終えた時間に基づいて下表から音声データを選択し、
今回は英語の文章を見ることなく、
影のようにその音声データのすぐ後からその速度に合わせて声を出してください。

例えば、37秒の場合、音声データの(-4)をクリックしてください。

読み終えた時間(秒) 音声データ 時間(秒) 時間(秒)/単語
44以上 -6 44.1 0.83
39〜43 -5 39.2 0.74
35〜38 -4 35.1 0.66
31〜34 -3 31.3 0.59
28〜30 -2 28.0 0.53
25〜27 -1 25.0 0.47
22〜24 0 22.1 0.42
20〜21 +1 20.0 0.38
18〜19 +2 17.9 0.34
18以下 +3 15.9 0.30
注:音読例及び上表の音声データはTextAloudによるコンピュータ合成音です。

選択した音声データに合わせられたら、一段ずつ下の音声データに挑戦してください。
ここも、 私の経験では、イメージを思い浮かべながらシャドーイングすると速度が上がります。

最下段の音声データ(+3)まで進んだ場合は、元の画面に戻ってください。
何度試みても音声データの速度に追いつけない場合は、
その音声データを記録して元の画面に戻ってください。



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